フローリング施工上の注意

施工前に下記の点のご確認お願い致します。

・この商品は屋内専用商品になります。 屋外への使用は避けてください。
水分・湿気の多い場所に使用されるとカビ・腐れ・シミ・変色・割れ・反り突き上げなどが起こる場合がありまので絶対に施工しないで下さい。
・無塗装で使用される場合は木が湿気と乾燥の影響を受けやすくなり、収縮膨張・反りひび割れなどが発生する可能性が高くなりますので事前にお施主様へご説明下さい。
・下地材がぬれた場合は施工は行わないでください。
目隙・変形・割れ・反りなどの原因となります。
・雨風が吹き込むことのないように、開口部にサッシ等取り付けた後に施工して下さい。
・換気口は規格に合わせて設置お願い致します。
床下の換気が十分でないと施工後に暴れ・突き上げ・床鳴りなどの原因となりますのでご注意下さい
・使用前の保管につきましては、直射日光や雨水のかかる場所や湿気の多い場所は避けて保管お願い致します。

●施工上の注意点①施工前に現場にて2~3日前に開梱して現場環境になじませてから施工してください。
②天然木のため1枚1枚ずつ色味・木目が異なりますので施工前に必ず仮並べ・色味のご確認の上、施工してください。
③天然木のため湿気によるフローリングの収縮膨張を考慮し隙間(クリアランス)を考慮しながら施工お願い致します。
④下地施工
・大引きは90㎜各以上の乾燥材の使用で間隔は909㎜ピッチとしてください。
・根太は45㎜角以上の乾燥材を使用、プレーナーで厚みを揃え間隔は303㎜ピッチで施工してください。
*乾燥材の目安として含水率は20%以下(要確認)
*ピアノ等の重量なものを設置する場合は根太の間隔1515.5㎜ピッチもしくは303㎜のままで厚さ12㎜以上の耐水性合板を二重に捨て張りして補強して行ってください。
・乾燥材を使用しないと施工後根太が乾燥してしまい膨れやヤセなどがおこり床鳴り等の原因となりますので注意してください。
・根太の厚みが一定でないと根太高に差が生じ、床鳴り等の原因になりますので注意してください。
・床下からの湿気を遮断するために必ず根太上に厚み0.1㎜以上の防水シート敷きその上に厚さ12㎜以上耐水性合板を捨て張りしてください。
・遮音シートは床鳴りがおこる原因が多高くなるますので使用はしないで下さい。
⑤下地の固定
・フローリングのオス実に直接釘打ちすると、実がかけたり、割れたりする場合があります。予めドリル直径2㎜程度のした穴とあけてから釘打ちしてください。
*割れたまま施工した場合、床鳴りなどの原因となります。
・釘はフロアーネイル50㎜程度のものを使用してください。
釘は必ず根太まで打ち込み、根太専用のボンドで併用して施工してください。
・フィニッシュ(針釘)は絶対にしないで下さい。
・ボンドに関しましてはウレタン系接着剤を使用して下さい。
酢酸ビニル系・アクリル系エマルジョンなどの水性系接着剤は突き上げなどの
原因となりますので使用はしないでください。
・根太専用ボンドは捨て張りした耐水性合板上に塗布してください。
エンドマッチは両方のフローリングの裏面に付着するように2列塗布してください。
塗布量はえんぴつくらいの太さが適量です。
また、養行期間は1日以上としてください。
・フローリングは根太の直交になるように針、エンドマッチはジョイントは根太のある位置で行ってください。
エンドマッチにも必ずフロアーネイルを根太まで打ち込んでください。
・捨て張りした耐水性合板の継ぎ手部分とフローリングの継ぎ手部分が一緒にならないように施工してください。
・実は強くたたきこまないようにまた、強く締め付けないようにしてください。
収縮膨張した場合、反り・突き上げなどの原因となりますので必ず名刺1枚程度の隙間(クリアランス)をあけてください。
・釘頭はポンチで確実に打ち込んでください。
・壁際は突きつけ施工せずに必ず10㎜程度の隙間(クリアランス)を作って下さい。
・施工時はフローリングの化粧面に養生シートを敷いて、テープで止める場合には養生テープを使ってください。
粘着力があるガムテープ等は取り除くときに化粧面(塗装面)をはがしてしまう可能性があるため注意してください。
・サッシ等の結露水などが浸入するとシミ・割れ・収縮膨張などの原因となりますので侵入を防ぐために切断面やアングル欠き込み部分には必ず防止処理を行ってください。
・切断時のササクレヤや塗膜の剥がれを防止するためにえんぴつや墨付けのあとにカッターなどで必ずケビキ処理を行い、ノコ・ノミ等入れを行ってください。
・現場塗装を行う場合は必ず裏面も塗装お願いします。
表面のみの塗装の場合、湿気の吸放出に偏りが生じ、反り・狂いなどの原因となります。
小口や切断面も塗装の処理をお願いします。
また、フローリングが収縮膨張した際に塗装していない実部分が露出して目立つ場合があり防ぐためにあらかじめ実部分まで塗装はしてください。
自然塗装等でのご使用の場合、木材成分と化学反応する場合があります。
必ずサンプル等で試し塗り・色味のご確認の上ご利用してください。
⑥施工後の注意
・化粧面の保護のために必ず養生シートを全面に敷き、砂等が入らないように養生シートでとめてください。
また、木材は日焼けします。
必ず隙間のないように養生シートを敷いてください。
・養生シートを敷いた後で継続して現場作業して行う際は化粧面に傷・凹み傷がつかないように合板などを敷いて作業することをおススメします。
・張った養生シートははがすときにフローリングの化粧面の塗装がはく離しないよう注意して丁寧にはがしてください。
・養生シートは必ず通気性のあるものを使用して下さい。