羽目板の施工上の注意(国産桧・杉・レッドパイン等)

●施工上の注意点

①天然木のため1枚1枚ずつ色味・木目が異なりますので施工前に必ず仮並べ・色味のご確認の上、施工してください。

②天然木のため湿気による羽目板の収縮膨張を考慮し隙間(クリアランス)を考慮しながら施工お願い致します。

③下地施工
・木下地材は人口乾燥を使用お願いします。
・下地組みは胴縁に12㎜もしくは9㎜の木質合板で捨て張りして下さい。
・プラスターボードに捨て張りするのは絶対に使用しないで下さい。

④下地の固定
・フィニッシュ(針釘)は絶対にしないで下さい。
・ステンレス製の釘で施工また、釘の長さは、板厚の3倍程度の目安になります。
・釘を打ち位置は、各商品に加工形状等、記載してますのでご確認下さい。

⑤天然木の場合、現場の湿度影響(環境)の影響を受け伸縮します。
伸縮率は木質や木の元口、末口によっても一定ではありません。
そのため、施工まえに必ず隅出しを行い、上下左右にバランスの確認しながら施工お願いします。

⑥施工後の養生は隙間なく養生をして下さい。
隙間があるとその部分のみが色が変わって変色してしまい色味違いが変わってしまうことがあるため注意してください。

⑦エアコンなど取りつける場合、羽目板に直接固定することは避けて、必ず下地に(補強)して取り付けてください。

⑧現場塗装を行う場合は必ず裏面も塗装お願いします。
表面のみの塗装の場合、湿気の吸放出に偏りが生じ、反り・狂いなどの原因となります。
小口や切断面も塗装の処理をお願いします。
また、羽目板が収縮膨張した際に塗装していない実部分が露出して目立つ場合があり防ぐためにあらかじめ実部分まで塗装はしてください。
自然塗装等でのご使用の場合、木材成分と化学反応する場合があります。
必ずサンプル等で試し塗り・色味のご確認の上ご利用してください。

⑨切断時のササクレヤや塗膜の剥がれを防止するためにえんぴつや墨付けのあとにカッターなどで必ずケビキ処理を行い、ノコ・ノミ等入れを行ってください。